時間がある時などにネットサーフィンしていると、ネットの地域情報サイトやフリマサイトで、
「タイヤ組み替え 激安!」
と言う掲示や出品を見かけます。
タイヤショップや整備工場などの掲示なら
「こんな値段で利益が出るのか~!?」
とか、
「この値段で丁寧なサービスをしているのだろうか?」
くらいですが・・・
色々と見ていると、中には、
「趣味でいつもやっています」
「個人でチェンジャーを持ってますので、業者と変わらない作業を低料金で!」
なんて人も・・・
タイヤ作業、甘く見ていませんか!?
この画像はブリヂストンが大型トラックのタイヤでバースト実験をしたものです。
(YouTubeで動画がアップされています)
タイヤが爆発すると同時に人形が吹き飛ばされてしまう、とてもショッキングな映像です。
これだけ威力があれば死亡事故にもなりますね・・・
動画を見ると、かなり遠くまで飛ばされることがわかりますので見てみてください。
こちらもトラックのタイヤですが、実際に発生した事故です。
最近でも、自動車整備工場のメカニックが作業中にタイヤが爆発し死亡する事故が起きています。
毎年、何人もの人がタイヤ作業で命を落としているのです。
トラックのタイヤは乗用車に比べると4~5倍の空気圧を使用するので、爆発の際の威力はまさに「爆弾」並です。
しかし、乗用車のタイヤだからといって甘く考えるのは、実は非常に危険なんです!
一般の人は空気を充填する際に使用する『安全囲い』(ブリヂストンの実験画像の赤い鉄製の囲いです)なんて持っていませんよね?
となると、タイヤに空気を入れるにはエアーチャックを手にもって直接バルブから充填することになります。
もし、バルブに固定するチャックを持っていたとしても空気圧を自動で調整するインフレーターがなければ、適切な空気圧になれば手で外す必要があります。
乗用車の空気圧でも、至近距離で爆発すれば大ケガをする危険性が非常に高くなります。
知らない人も多いと思いますが、タイヤ作業をするには「資格」が必要となります。
それだけ危険な作業なんです!
資格そのものは「空気の充てん」ですが、チェンジャーや手組みでの組み替え時に万一ビードを損傷させていれば爆発の危険も一層高くなりますし、作業時に問題がなくても走行中にバーストする可能性もあります。
「できる」から大丈夫ではありません。
安さだけを追求して素人に作業をしてもらうのは危険です!
タイヤは命を乗せています!
よく考えてタイヤ作業を依頼しましょう!
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